前回は、これから描こうとする装備の概要について簡単に解説しながら、今回の主役であるプレート(板金)の防具部分を塗りつぶして下地としました。
今回は、プレート部分の基本塗りをしてみます。この作業は、通常は流れを止めずにスイスイと感覚で行っています。基本塗りなのでとても大切な作業ではありますが、後々から追加修正をすればよいので、とにかく気持ち良くスイスイと行うのが良いと思います。

画像左:基本色を塗ります。この作業では、防具の【かたち】を決定するつもりで塗ります。膝当ての丸みはどの程度にしようかな?とか、基本的な形はここで決めてしまえば、後の作業の流れがスムーズです。とはいえ、あまり必死になって形を考えながら塗ると疲れるので、適当に。
画面右:少し明るい色で、先の作業で決めた【かたち】を強調していきます。本当に【流れ】で作業する手順なので、手順として分けて紹介するほどの作業量ではないんですが、このように作業しています。

画面左:ここからは【明るさ】を意識する作業となります。より明るい色を塗ってみます。【上から、横からの光りを受けている部分】といった感覚で塗ってみます。
画面右:さらにコントラストを感じる明るい色を塗ってみます。ごく狭い範囲に明るい色を塗ることで、なんとなく金属っぽくなってきたの!と感じて、楽しくなってきます!

画面左:ここで、暗くあって欲しい部分に暗い色を追加するイメージで塗ってみます。ひざ当ての部分が最もわかりやすいと思いますが、上半分が、【上からの光りを受けている部分】として明るい色、下半分は【下からの光りを受けている部分】として、これは、塗る色はいろいろですね。今回は、全体の仕上げとして土色を塗ろうと考えています。そして真ん中部分ですが、これを【境目?】と考えて、暗い色を塗ってみます。この部分は、イメージしてみると、例えば、【上の光り(空)】と【下の光り(土や草)】その境目にあるもの…【風景?】ということになるのかな?あくまでイメージですけれど。本物はどうかな?と考えると頭が痛くなるのでやめましょう。
画面右:暗い部分の暗さを決定したら、それに合わせたハイライトを入れてみます。篭手の手の甲のふちなどは、角度がキツイ構造として考えて、コントラストをキツめにしてみました。比べて臑部分は、なめらかな構造だと思うので、あいまいな表現にしてみました。
ひとまず、基本はこの状態で完成です。
細かい部分や、下からの反射光などは他の装備品などを描き込みながら、様子を見ながら描き足していきたいと思うので、まずはこの状態まで塗って、ここからは他の装備品の描画に移りたいと思います。細かい装備品の描画は、手順として分割して作業を進めるのが大変なので細かく紹介できないと思いますが…。
今回は、このくらいで。