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ゴシック式(ゴーティク式)甲冑 - 2
今回は、鉄靴を線画で分解してみます。

今回、参考にした甲冑は、3種類くらいのゴシック式甲冑の線画や写真なんですが、鉄靴の最大の特徴は、やはり鈑札の重なり方による【蛇の腹】のような魅力的なディテールにあると思います。

その【蛇の腹】のようなディテールの表情は、鉄靴のつま先から甲にむけて重なる鈑札のデザインや幅、そして重なり方によって表情が様々に変わってくるわけなんですが、今回は、甲の中ほどの鈑札を起点として、つま先方向、足首方向へとそれぞれ札を重ねた形式のものを参考にしてみました。
分解1-2
鈑札のサイズや、重なり加減などは全て空想ですのでご注意ください。
この絵は、【右足の鉄靴】として描いています。足の【くるぶし】部分の外側にあたる部分は蝶番となっています。反対に内側となる部分は踵のパーツの鈑金がつま先に向けて長くなっていて、突起した部品が見られます。この突起を、つま先側の鈑金に設けられた穴にはめ込むことで装着するようです。あるいは突起した部品に、さらに固定用の金属棒などをはめ込むようになっていたかもしれません。

今回描き足したんですが、踵のパーツと、その直前のパーツの接地側の縁は【折り返し】てあるようです。このことによって、剛性が増し、ゆがみに強くなるのだそうです。資料によれば、【針金】を巻き込む技法もあったとのこと。すごいです…ドキドキしますね。

右側の絵は、ちょっと遊んでみたんですが、どんな感じで動くのかな?と。
これは、【甲冑ポーズ&アクション集】の【マクシミリアン式甲冑】の項を参考にしています。分割して描いたパーツを旋回軸鋲で重ね直して、少しづつ回転させながら試してみました。
そのときに気がついたんですが、我々の足は考えてみたら、甲の部分はけっこう長くて、そして甲の部分は曲がらない(しならない)んですよね。そう考えると、甲のパーツはけっこう大きくしてあまり動かないようになっていても、それほど支障が無いのかもしれませんね。


では、今回はこのくらいで。


次回は、足の裏を空想します! そうです、【空想】です。
見たこともないですし、資料も持っていません…。

しかし、他の甲冑の足の裏なら資料に載っています!手持ちの資料から空想を勝手に膨らまし、その構造を考えることは何よりも楽しいもの。

みなさまどうか、私の空想におつき合いください。
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