<< ゴシック式(ゴティク式)甲冑-8 | main | ごぶさたしております >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | -
ゴシック式(ゴティク式)甲冑-9
今回は、すね防具を線画で分解してみました。

分解1-9.1すね防具は、前後に分割される2枚の鈑金で構成されているようですが、まずは、2枚の鈑金が合わさった状態を考えてみました。以前アップした【プレートメイル】の記事中を作成した頃にはあまり深く考えていなかったんですが、すね防具の前後2枚の鈑金が、どの程度重なっているのか?という事を、今回は頑張って空想してみました。

左図の【うすいグレー】の部分が、このくらい鈑金が重なるのでは?という部分です。【すね側(前側)】のパーツが、【ふくらはぎ側(後側)】のパーツに被さっています。図中左側のイメージは脚の内側となる部分ですが、こちらは、後側のパーツに突起が設置されていて、前側のパーツに用意された穴に合わせる構造になっていると思うので、おのずと【鈑金の重なる部分】が想像できますね。

問題なのは脚の外側、【蝶番】が設置される側の鈑金の重なり具合ですが、今回私は、内側と同じ程度の重なり具合だった。という空想をしてみました。そういった考え方で、前後の鈑金を線画で分離してみました。

分解1-9.2【うすいグレーの部分】は、鈑金が重なっただろうなぁという部分です。図中、左側の図では、後側の鈑金に突起が見えます(ただの円ですけが…)。その合方、前側の鈑金には、適合する穴があります。

図中、右側の図です。蝶番パーツの位置が、前側のパーツでは鈑金の端に、後側のパーツでは、鈑金の端から少し入った位置となっています。後側のパーツの黒い部分ですが、こんな感じで鈑金が【切りかいて】あったのではないかな?と考えています。鈑金を重ねた際、切りかきがないと、蝶番固定用の部品が干渉してしまって、鈑金の重なりに隙間が発生してしまうと思うからです。

図中、下端の図は、すね防具を開いてみたイメージです。小さくて詳細が確認できませんが、そうなんです。詳細は自信がないのでこのサイズにしました!
でも、この小さな図だけを見ても、【鈑金の重なり具合と蝶番の設置位置によっては、蝶番の動作に影響があったのでは?】と感じます。そのように考えると、蝶番側の鈑金の重なり量は、もっと少なかったのかもしれません。ただ、蝶番の構造が、丈夫だが遊びが適度にあって自在に動く。といったものであったならば、そういった心配も必要ないのかもしれないなぁ…などと、当時の技術に思いをはせると楽しいのであります。

そのように考えると、甲冑を描くときに、蝶番などのパーツは多少大雑把に、大らかに、少し遊びをもたせて描くのもいいのかな?と感じます。

それでは、今回はこのくらいで。

| ゴシック(ゴーティク)式甲冑 | comments(1) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
| - | - | -
ブログやめちゃったのかな?
とても絵がうまいですね
| | 2009/04/05 6:32 PM |
コメントする









http://painterfan.jugem.jp/trackback/95
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
カテゴリ毎に記事を表示します
最近アップした記事です
お世話になっている資料です
Techniques of Medieval Armour Reproduction: The 14th Century (Medieval & Renaissance)
Techniques of Medieval Armour Reproduction: The 14th Century (Medieval & Renaissance) (JUGEMレビュー »)
Brian R. Price
ついに手に入れることができました!大きくて、厚みがあり、存在感のある本です。書いてあることはさっぱり分かりませんが、それはいつものこと。(現代における)甲冑の作り方の本というだけあって、興味深い【図解】が多くて、絵描き鍛冶としては非常に助かります!他の甲冑の本とは角度が違うので、構造に想いをはせる方はぜひ!
お世話になっている資料です
Medieval Military Costume (Europa Militaria Special, 8)
Medieval Military Costume (Europa Militaria Special, 8) (JUGEMレビュー »)
Gerry Embleton
15世紀頃までの騎士や他の戦闘装備と、女性たちの仕事着なども自然の中で撮影した雰囲気のたっぷりの写真で紹介されています。個人的には、コートオブプレートのカラーイラストと、ランツクネヒトが写真で見られたことが特にうれしい!
お世話になっている資料です
 (JUGEMレビュー »)

ヴァイキングの戦士たちは本当に魅力的です。戦士の写真以外にも、炊き出しをする女性たちや、特に装備品をこさえる職人の写真などは、あり得ないわけなんですが、当時の写真なんじゃないの?と言いたくなるほどの雰囲気の良さです。
お世話になっている資料です
 (JUGEMレビュー »)

表紙の写真だけでも手に取って見たいと感じました。とにかく、特に金属の装備品が周囲の環境によってどんな表情になるのかを写真で観察できることが素晴らしいと感じます。
お世話になっている資料です
図説 西洋甲冑武器事典
図説 西洋甲冑武器事典 (JUGEMレビュー »)
三浦 権利
●本物の西洋甲冑師【三浦權利】氏の膨大な知識の一部を1册の本に。●甲冑の発達の歴史から詳細な分解写真まで、まさに【辞典】と呼ぶに相応しいずっしりとぶ厚い本です。●甲冑の分解写真は、三浦氏製作のマクシミリアン式甲冑。裏側の写真まで掲載されていますが、下で紹介している【ポーズ&アクション集】では、その甲冑が様々なポーズを取っているので、組み合わせて参照すれば最強です。

お世話になっている資料です
西洋甲冑ポーズ&アクション集 European Armour in Various Scene
西洋甲冑ポーズ&アクション集 European Armour in Various Scene (JUGEMレビュー »)
三浦 権利
●同じく本物の西洋甲冑師【三浦權利】氏が、読者からの要望を受けて製作された本です。こちらの本では、甲冑を実際にモデルが装着して、様々なポーズをとって写真を撮ってしまったんです!●モデルがパーツごとに甲冑を装着していく写真は涙が出るほどうれしい!さらに、後ろ姿もじっくり観察できるので本当に素晴らしい。●この本と、【西洋甲冑武器辞典】を一緒に開いて勉強するのが私のお気に入りです。
お世話になっている資料です
LINKS
月毎の記事分類です
みなさまからのコメント
PROFILE